犬が首輪を嫌がる時の対処法!慣れさせ方や噛むときの付け方を紹介!
犬に首輪をつけるメリット
愛犬との散歩ときに、ほとんどの飼い主さんは首輪をつけることでしょう。
首輪には、素材や形など様々なデザインのものがありますが、できれば愛犬の負担にならないものを選びたいですよね。
ここでは、首輪をつけるメリットについてご紹介していきます。
首輪のメリット
「首に負担がかからないかな?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、首輪をつけることは、愛犬の安全を確保する意味でもとても需要です。
行動をコントロールしやすい
首輪とリードをつけることで、犬が逃げ出すリスクを避けられます。
散歩中にリード無しで歩かせる方もいますが、何が起こるかわからないので着けておく方が安心でしょう。
また、比較的おとなしい犬であっても、前から来た犬に突然ケンカを吹っ掛けられるかもしれません。
首輪が着いていれば2匹を遠ざけることもできますし、2匹がお互いにおとなしくなるまで目の届く範囲で様子を見ることも出来ます。
迷子札やネームタグをつけやすい
散歩中、急に走り出してしまうなど、『リードが手から抜けて逃げ出してしまった』というケースもあります。
そんなときでも、首輪に迷子札が付いていれば安心です。
連絡先などの記載があれば、保護されたときに動物病院や保健所から連絡が来る確率が高まります。
安全確保や迷子リスクのためにも、外に出るときは首輪をしっかりとつけるようにしましょう。
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(写真のワンちゃん・・・cockapoosoramozuさんのそらちゃん)
首輪をすると元気がなくなる理由
いつも元気な犬でも、首輪をつけると元気がなくなってしまうということがあります。
まだ首輪に慣れていない子犬に多いのですが、成犬であっても首輪をつけようとすると怒る場合があります。
首輪を嫌がる理由には、どのようなものがあるのでしょうか?
首輪に慣れていない
首輪そのものに慣れていないときは、首輪をしようとすると逃げ出そうとしたり、首輪を噛むなどの抵抗を見せることがあります。
「なんだこれは?」という恐怖感から嫌がっていることが多いので、少しずつ練習を重ねて『首の周りに何かがついている状態』に慣らすようにしましょう。
首輪が不快
犬が首輪を嫌がる理由は、単純に不快だからということも考えられます。
見た目がオシャレなものが、犬にとって心地良いとは限りません。
次のような首輪は犬が嫌がる可能性があるので、当てはまらないかチェックしてみましょう。
- 不必要に重いものではないか?
- 光ったり、音が出るなどストレスがないか?
- 太さは適切か? など
首輪が太すぎると動きがとりづらく、細すぎると首に食い込んでしまいます。
毎日使うものなので、飼い主さんが使いやすいことはもちろんですが、愛犬にとっても心地良い首輪選びをするようにしましょう。
首輪に嫌な思い出がある
成犬でも首輪を嫌がるときには、何か嫌な思い出や不快な記憶と結びついているかもしれません。
- 首輪をつけたまま長時間放置された
- 首をギュっと絞めつけられた経験がある
- 首輪で呼吸が苦しくなったことがある など
このような経験が、トラウマになっていることも考えられます。
無理強いはNGですが、少しずつ慣れるように柔らかい素材のものや、首への負担が少ないハーネスなどから練習をしていきましょう。
首輪に慣らすには
首輪は毎日使うものだからこそ早く慣れてほしいですよね。
首輪を嫌がる犬は、どうしたら慣れてくれるのでしょうか?
ここでは、取り入れやすい慣らし方をご紹介していきます。
子犬の頃から首輪デビュー
できるだけ早い段階から首輪の練習をする方が、慣れるのが早いと言われています。
子犬のお散歩デビューは『生後3ヶ月のワクチンが済んでから』と推奨されていますが、首輪の練習はそれよりも前から始めるのがコツです。
家の中で何度か練習していれば、散歩に行くときには問題なくつけられるでしょう。
リボンやバンダナから
首輪の練習をするときは、まずは軽いリボンやバンダナを巻くところから始めましょう。
首輪は金具も付いているため、それなりに重さもあり、突然つけられるとビックリしてしまうことがあります。
『首の周りに何かつけられること』に慣らすためにも、軽いものから練習してみましょう。
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(写真のワンちゃん・・・macco524さんのガブちゃん)
フィットする首輪を選ぶ
首の周りにリボンなどを巻くことに慣れてきたら、本物の首輪で練習をしていきます。
首輪はオシャレな見た目のものよりも、機能性を重視して、犬の首にフィットするものを選びましょう。
体が大きくなってくるにつれてサイズアップさせることを視野にいれて、今の体に合うものを選ぶことがポイントです。
飼い主さんが落ち着くこと
つけ方のコツとしては、何気なくサッとつけてしまうことです。
飼い主さんが焦っていると、愛犬は不安な気持ちを察知してしまいます。
焦らず落ち着いてつけてあげましょう。
装着時に噛む場合の対処法
首輪をつけようとすると噛む犬もいます。
毎回散歩のたびに愛犬と格闘するのは大変なので、しつけをしっかりとしていきましょう。
なぜ噛むの?
せっかく散歩に行こうと思っても、首輪をつけるだけでぐったり…という飼い主さんもいます。
なぜ、首輪をつけようとすると噛むのでしょうか。
興奮しているから
ほとんどの場合、犬には悪気があるワケではなく、散歩に行けることが嬉しすぎ、興奮のあまり噛んでいるパターンが考えられます。
しつけを通じて、落ち着くことを覚えてもらいましょう。
恐怖心があるから
首輪に慣れていなかったり、トラウマがあって怯えているときには、焦らずに練習を重ねていきましょう。
噛むときはどうしたらいい?
噛み癖がある犬でなくても、首輪をつけるときは必然的に顔回りに手を寄せることになるので、噛まれてしまうこともあります。
どのようにしつけをしたらいいのでしょうか。
毅然とした態度をとる
飼い主さんのほうがビクビクしていると、その気持ちが伝わってしまいます。
首輪をつけるときは、何事もないかのようにサッと取りつけるようにしましょう。
興奮しすぎる犬の場合は、「お散歩行くよ」などの声をかける前につけると良いでしょう。
叱り方よりも褒め方が大切
噛まれると叱りたくなりますが、どれだけ叱っても犬には響きにくいものです。
それよりも、褒める方を意識してしつけることが大切です。
次のようなときには褒めてあげるよう意識してみましょう。
- 首輪を手に持っても騒がなかったから褒める
- 首輪をつけるときに噛まなかったら褒める
- 着け終わったら全力で褒める など
毎日少しずつ「どこまで出来るかな?」と心にゆとりを持ちながら、練習をしていきましょう。
必要であれば、小さなおやつを使ってトレーニングをすることも効果的です。
首輪はつけっぱなしでいいの?
首輪のメリットをお伝えしてきましたが、首輪はつけっぱなしにすることは推奨されていません。
その理由をご説明していきます。
首にストレスがかかる
首輪を長い時間使っていると、『コリ』に繋がります。
人間でも大ぶりのネックレスをつけたり、カバンをずっと持っていたりすると、体がこってきたり、歪みにも繋がりますよね。
ハーフチョークの首輪にはチェーンが付いていますし、レザータイプには金具が付いていて、小ぶりなものでもずっと着けていると重さがひびいてきます。
犬にとっては負荷となるため、首輪をつけている時間は最低限にとどめる必要があります。
皮膚がくたびれる
首輪をずっと着けていると、首回りの毛が擦れ続けてダメージを受けます。
さらに、その不快感から犬が掻いてしまい、ますますかゆみや痛みを引き起こします。
長い時間繋いでおく必要があるときは、ハーネスも活用しながら首回りへの負担を減らしましょう。
事故のリスクがある
首輪が危険アイテムになる恐れもあります。
自由に動き回っているときに、どこかに引っかかって身動きが取れなくなったり、寝ているときに食い込んでしまい呼吸が苦しくなったりするケースもあります。
家の中にいるときは、事故防止のためにも首輪を外しましょう。
必要なときは室内用のものを
子犬のしつけ中であったり、暴れるのを制御するために首輪があった方が良いケースもあります。
そのようなときには、室内用のソフト素材の首輪に切り替える方が安心です。
優しい素材でできているので、皮膚へのダメージは抑えることができますよ。
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(写真のワンちゃん・・・kazumi_plumeriaさんのハッピーちゃん)